1970

日本のモノレールの基盤を確立した大阪万博モノレール

大阪万博モノレール100形(跨座式/日本跨座式)

記事番号MR04

万博会場のモノレールとして、日本跨座式を採用した。車両は4両編成(編成長61.2m)で、モノレールとしてはじめてATO/CTC、電気指令式空気ブレーキなどを採用、日本跨座式と併せて後に開業する都市モノレールの基礎技術を確立した。


・電気方式:DC1500V
・車体:鋼製
・制御装置:間接式抵抗制御
・主電動機:直流直巻 東芝製65kW×4/両
・ブレーキ装置:発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
        ディスクブレーキ
・台車:2軸ボギー台車
    タイヤは4輪ゴムタイヤ
・車両メーカ:東急車輛製造(株)(現在:(株)総合車両製作所)・(株)日立製作所
(出所:「車両技術114号」「電気車の科学1969年12月号)

時代背景

万博会場内の環状運転路線として、万博開催期間中に運転された。

  • 大阪万博モノレール100形
    (写真提供:日本万博博覧会公式写真集(日本万国博覧会協会))