1964

本格的な都市交通機関の東京モノレール

東京モノレール300形(跨座式/アルウェーグ式)

記事番号MR02

羽田空港のアクセス輸送用として開業した跨座式のモノレールで、アルウェーグ式が採用された。


・電気方式:DC750V
・車体:アルミニウム合金
・制御装置:抵抗制御
・主電動機:直流直巻 日立製130kW×4/3両編成
・ブレーキ装置:発電ブレーキ併用直通空気ブレーキ ディスクブレーキ
・台車:1軸固定台車
    タイヤは2輪ゴムタイヤ
・車両メーカ:日立製作所
(出所:「日立評論1965年4月号」、東京モノレール殿ウェブサイト)

保安装置は当初ATSを使用したが、平成4年度にATC化している。

時代背景

日本のアルウェーグ式は昭和37年に開業した名古屋鉄道モンキーパークモノレール線(平成20年廃止)で試用された後、東京モノレールに採用された。

記事

東京モノレールは沿線開発や路線延伸で輸送量が増加し、昭和44年度に投入された500形から15m級中形車6両編成が使用されている。1000形・2000形・10000形はグッドデザイン賞を受賞している。

  • 東京モノレール300形
    (写真提供:東京モノレール殿HP)