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軽快電車を改良し、省エネルギー・低騒音に加えて日本で初めてVVVFインバータ制御を実用化した。
形式番号にもなった1982年8月から営業運転を開始、日本のインバータ車の歴史の本格的幕開けを告げた。
・電気方式:DC600V
・車体:ボギー車
・制御装置:VVVFインバータ制御
・主電動機:三相かご形誘導電動機 120kW×2
・ブレーキ装置:回生・発電ブレーキ併用自動非常付直通空気ブレーキ
・台車:ボルスタ台車 車体支持装置:空気ばね 車輪径660mm
・車両メーカ:日本車輌製造
(出所:車両技術(鉄車工))
時代背景
路面電車の存続を決断した熊本市は、路面電車初の冷房化やスピードアップなどの改善を進め、1970年代には利用客が増加に転じていた。
記事
熊本市8200形では逆導通サイリスタが使われたが、高速電車用として大容量のGTOサイリスタが実用化され、1984年に大阪市交通局20系などが誕生、インバーター制御は量産化の時代を迎えた。