1949

ビューゲル式集電装置の普及

記事番号RD07

 電車線路(変電所からの電力を電車へ供給する設備は、架空複線式、架空単線式などがあり、初期の路面電車は前者が用いられていた。その後構造が簡単で運転保安上も有利な架空単線式へ次第に移行していった。
 路面電車の集電装置は、それまでのトロリーポールに代わって、弓形集電子と和訳されるビューゲルに置換わり、1949年ごろから各都市の路面電車で使われるようになり、戦後の路面電車の集電装置として普及していった。
(出所:「路面電車の技術と歩み」)

記事

1902年に開業した江ノ島電気鉄道ではドイツの電気機器を採用し、ビューゲルが用いられた。

  • トロリポール搭載の電車
    写真提供:東洋電機製造株式会社

  • ビューゲル式集電装置
    写真提供:東洋電機製造株式会社