1976

札幌市交通局東西線6000形

日本で初めて電車やシングルタイヤでボルスタレス台車及び最新のチョッパー制御やゴムタイヤ電車でATOを採用

記事番号NT03

●南北線に引き続いて文字通り札幌の市内交通の大動脈である東西線が開業して6000形が導入された。

南北線1000形、2000形から変更になった主な仕様を以下に示します。
・電気方式:DC1500V架空単線式(鋼体架線)
・編成:7両編成(Mc-T-T-M-MーT-Mc)
・車体:今後更に増大が予想される旅客需要に対応するために大型車体とした。
・制御装置:サイリスタチョッパー制御、回生ブレーキ付
・主電動機:直流丸形ワク保護形直巻補極付き自己通風型電動機(定格:70kW, 187.5V,
      430A, 8台/M車で永久直列)
・ブレーキ装置:電空併用電気指令式電磁直通ブレーキ
       (常用:7段、非常:1段、空油変換で油圧出力によるディスクブレーキ、
        緊急ブレーキ)
・台車:4輪独立懸架方式ボギー台車(ボルスタレス台車)
    タイヤは、窒素ガス入りゴムタイヤ
・ATS/ATC:ATO装置(含む3重系のATC)
・車両メーカ:川崎重工業(株)
               (出所:車両技術(鉄車工))

●東西線で成功したチョッパー制御やボルスタレス車を南北線に1978年に南北線3000形(8両編成)に導入した。

●1988年開業の東豊線は札幌で第3番目の地下鉄路線で東西線6000形ベースで7000形を導入した。                             
     (出所:未来へつづく100年の軌跡(川崎重工業(株)、Wikipedia) 

時代背景

東西線開業

  • 札幌市交通局東西線用6000形
    写真提供:未来へつづく100年の軌跡(川崎重工業(株)

  • 札幌市交通局東西線7000形
    写真提供:未来へつづく100年の軌跡(川崎重工業(株)