2006年2月に神戸空港開業に伴うポートアイランド線延伸事業の一環として開発された新形車両である。この車両は既存の8000形に比べ、旅客サービスの向上及びバリアフリーの強化を図り、外観及び内装のデザインを一新した車両である。
電気システムは最新の伝送技術により配線や機器スペースの縮小により、客室スペースの拡大を実現した。また、列車情報管理の充実を図り、メンテナンスレス化及び異常発生時に迅速な対応ができるシステムを導入した。
8000形から変更になった仕様を以下に示す。
・車体:台枠の端台枠は、高耐候性圧延鋼材、その他はステンレス鋼材
・列車情報管理装置:車両動作指令の一括管理及び各機器のモニター
・制御装置:CI(コンバータ・インバータ方式によるベクトル制御方式で乗り心地向上
及び車両停止まで回生ブレーキ制御を行なう。
・主電動機:三相かご形誘導電動機(110kW 6台/編成)
・車両メーカ:川崎重工業(株)
(出所:車両技術(鉄車工))
時代背景
2006年2月に神戸空港開業