1995

札幌市交通局南北線用5000形

南北線用2000形の代替車両

記事番号NT14

 南北線用2000形が開業以来活躍してきた、当時のゴムタイヤ技術には制約があったため採られた車両構造が、現状の輸送事情にあわない面が出てきた。そこで近代化を図るために5000形を導入した。

2000形から変更になった主な仕様を以下に示します。
・編成:6両固定編成(Tc-M-M-T-M-Tc)
・車体:アルミニウム合金押出形材溶接組立構造
・制御装置:VVVFインバータ装置、回生ブレーキ付
・主電動機:三相かご形半密封自己通風形誘導電動機(定格:150kW, 12台/編成)
・ブレーキ装置:電空併用電気指令式電磁直通ブレーキ
       (常用:7段、非常:1段、空油変換で油圧出力によるディスクブレーキ、
        緊急ブレーキ)
・台車:前後車輪駆動2軸ボギー台車(ボルスタレス台車)
    タイヤは、窒素ガス入りゴムタイヤ
・車両メーカ:川崎重工業(株)
   (出所:車両技術(鉄車工)、未来へつづく100年の軌跡(川崎重工業(株))

  • 札幌市交通局南北線用5000形
    写真提供:車両技術(鉄車工)