山口線は、従来、西武遊園地とユネスコ村とを結ぶ軌間762mmの狭軌で、単線軌道を小型蒸気機関車と蓄電池機関車が走っていた路線であった。旧山口線に代わり、新山口線は、池袋線西武球場と新宿線西武遊園地を結ぶ路線であるが起伏に富み勾配も50‰であり、曲線も多く最小半径は60mであり、勾配や曲線の走行に適合した新交通が採用された。ワンマン運転。
・電気方式:DC750V, 側方案内方式、第三軌条方式
・編成:4両固定編成(Mc1-M2-M3-Mc4)、両先頭車に運転台有。
・車体:鋼板溶接構造
・制御装置:GTO使用VVVFインバータ制御(回生ブレーキ、応荷重付)
・主電動機:三相かご形誘導電動機(定格:95kW, 550V, 130A、2台/編成)
・ブレーキ装置:回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通ブレーキ
(常用:4段、非常:1段、空油変換で油圧出力ディスクブレーキ、
保安ブレーキ・駐車ブレーキ付)
・台車:1軸ユニット台車(1車両に電動台車と付随台車)、空気ばね支持、
前後進切換機構有
タイヤは、中子式補助輪付スチールラジアルのチュ―ブレス空気入りゴムタイヤ
・ATS/ATC:多情報変周式車上パターン式(ATS)
・車両メーカ:(株)新潟鉄工所(現;新潟トランシス(株))
(出所:車両技術(鉄車工)、新潟鐵工所100年史)