●輸送能力が南港地区に適しており、専用軌道を持った交通システムで安全、電気を使用してゴムタイヤで走行するので公害問題がそれほど発生しない、建設費が比較的安い側方案内軌条の4輪ゴムタイヤ方式電車(案内輪付)の新交通を採用した。
・電気方式:AC600V、剛体複線側面接触集電方式
・編成:4両固定電動車方式(Mc-M-M-Mc、両先頭車には運転台設置)
・車体:鋼板溶接構造、ドア開口幅1,300mmの両開き方式
・制御装置:サイリスタレオナード制御(回生ブレーキ、応荷重付)(2台/編成)
・主電動機:直流分巻補極付自己通風形(定格:90kW, 315V, 315A, 1台/両)
・ブレーキ装置:回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通ブレーキ
(常用:9段、非常:1段、空油変換で油圧出力ディスクブレーキ、
保安ブレーキ・駐車ブレーキ付)
・台車:独立懸架方式(空気ばね支持)、4軸ステアリング方式、
案内:側方案内式、分岐:可動案内板方式
駆動装置:差動装置内蔵直角駆動方式、
タイヤは、当初ウレタン充填タイヤを装備していたが、乗り心地がいまひとつと
いうことで1982年(昭和57年)9月から中子入気体入タイヤに変更された。
・ATS/ATC:連続周波数演算方式のATC装置(1台/編成)、
マイコン制御による2重系構成のATO装置(1台/編成)
・車両メーカ:(株)新潟鉄工所(現;新潟トランシス(株))、近畿車輛(株)
(出所:車両技術(鉄車工)、新潟鐵工所100年史)