従来、制御弁は二圧式制御弁(主に滑弁式で、ブレーキ管と補助空気タンクの二つの圧力で作用する)が使用されてきたが金属摺り合わせによるシールで高度がな技術が必要であった。そこで保守が容易なゴム弁・ダイヤフラム・Oリングを使用した三圧式KU制御弁が開発されて、これとU応荷重弁の組み合わせと急ブレーキ作用の改良、合成制輪子を使用したCL自動ブレーキ装置が12系客車に採用された。
その後の14系(昭和46年)、24系(昭和48年)、50系(昭和48年)等、全ての新形式車にもこの装置を基本とした装置が採用された。
(JREA VOL25 No.5)
記事
速度−摩擦特性の優れた合成制輪子を用い、純空気ブレーキながらも110km/h運転を可能にした。