43-10のダイヤ改正に向けて特急客車列車の110km/h化用として制動距離600mを確保するために高速時にブレーキシリンダ圧力を約6割アップさせ鋳鉄シューの摩擦低下分を補うブレーキ率速度制御付AREB形電磁自動ブレーキ装置が20系客車に採用された。
(JREA VOL25 No.5)
時代背景
昭和43年10月にダイヤ改正
記事
110km/hからのブレーキ距離を確保するため電磁自動化により空走時間の短縮を図るかたわら、鋳鉄制輪子の高速における摩擦力の低下をカバーするため、約40Km/h以上の速度ではブレーキシリンダ圧力を増圧する、いわゆるブレーキ率の速度制御を導入して実ブレーキ距離の短縮を図った。