1967

アルミ鋳物を接着した鋳物菅座を開発

アルミ鋳物菅座

記事番号PC130B

従来、床下のブレーキ弁類は、其々単独の鋳物菅座に取り付けられて配管され、弁の取付け・取外しや調整は、床下に潜って行う必要があった。また、そのために人が入り込める空間も其々に必要であった。
そこでなるべく弁を集約して取付け、配管・弁の取付け・取外しを便利にするため、鉄鋳物による箱管座や板管座が開発・製作されていたが、更なる製作の容易化を目指して、接着(貼り合せ)による管座開発が進められた。
 KU弁の開発が行われた際、この開発に併せて軽量化も指向され、アルミ材の利用が進み、管座もアルミ化することとなった。この結果、12系客車用にC17ブレーキ制御装置が開発されたが、この管座は、通路溝側をアルミ鋳物で作り、アルミ圧延材で塞ぐ形で接着(貼り合せ)する形で開発・製作された。
(ナブコ70年史)

生産技術

その後、1974年にアルミ板材の接着菅座が開発された。