TR12:
TR11の車軸を荷重上限の大きな12t長軸に変更したもの。主として3等荷物合造車などに使用された。この台車は第2次世界大戦後、その大荷重対応が好まれて西武鉄道が重点的かつ大量に払い下げを受け、徹底的な整備の上で電車用(制御・付随車用)として使用したことが知られている。
TR13:
TR11の荷物車用。TR12と同様、車軸を12t長軸に変更してあり各部設計も共通するが、こちらは側梁のボルスタ付近に補強板が当初より貼り付けてあり、また大荷重に耐えられるよう、釣り合いばねの直径が大きい。
TR72:
TR13に対応する3軸台車。大荷重の20m級荷物車用として1926年より製造された。そのため各軸間の軸距は1,740mmのみであるが、TR11 - 13・71と同様、木造車用と鋼製車用とでは端梁の構造に相違がある。車軸は12t長軸。(Wikipedia)
記事
仕様
軸箱支持装置: 軸箱守+釣り合い梁+コイルばね
枕ばね装置: 内吊り短リンク+3連重ね板ばね
牽引装置: 揺れ枕守+心皿
軸距: 2,450 mm
車輪径: 860 mm