1876

初の国産ボギー車の台車(英国製)

記事番号PD20

 明治9年(1876年)100人乗りのボギー車および、御料車(2軸車)の車体を官鉄神戸工場(後の国鉄 鷹取工場)で製作した。
(出所:「日本鉄道史」 上編(1910年鉄道省出版)、日本国有鉄道百年史2巻(1970年、日本国有鉄道著などによる)
 輪軸などは輸入品であったが、それ以外は国産材料で製作された(出所:「日本の客車」鉄道図書刊行会 S37年発行による)。

生産技術

 当時の車両は、車体が木製で、台枠には鋼材と木材が使用され、走行部分には鋼材が使用されていたが、車輪の輪心部分に木材を使用したものもあった。(出所:日本国有鉄道百年史2巻(1970年、日本国有鉄道著)

記事

<台車コラム2> アメリカで、鉄道による貨物輸送が盛んになるにつれ、ロッキー山脈を越えるための急曲線、急こう配での走行をスムーズに行うことが特に求められた。
 この急曲線の走行が必要なアメリカにおける単台車の問題を解決したのは、イギリス人のウィリアム・チャップマンによって1821年に考案・特許申請された台車であった。