1950年(昭和25年)、日本で初めて自在腰掛(リクライニングシート)を備えた客車が二等車扱いで製造されたが、これが従来の二等車と設備の格差がありすぎたため、従来の二等車と区別する意味で付けられた名称である。
この特別二等車には、特別の料金体系が制定され(特別二等車料金)、1958年(昭和33年)までこの料金制度が継続された。(Wikipedia)
生産技術
1950年、国鉄は連合軍総司令部民間運輸局(Civil Transportation Section/CTS)の指令により、リクライニングシートを装備した優等車両「スロ60形」を製作した。アメリカでいう「コーチ」車に相当するものである。日本の鉄道における在来客車の車内設備は居住性に難があると判断したCTS側の意向で特に製作されたもので、緊急製作の都合上、木造客車の鋼体化改造に伴う資材を流用して製造された。
記事
この特二は、のちに一等車となり、さらに、1969年のモノクラス制移行により特別車両「グリーン車」と称されることとなった。