日本で最初のボギー車 コハ6500形は1875年から1877年にイギリスより9両輸入された。
日本で初めて製造されたボギー車とも言われているが、少なくとも1両が1876年(明治9年)にイギリス製の材料を用いて神戸工場で組み立てられたと伝えられる。
生産技術
このボギー車は、10名用の区分席を10組設けた下等車(3等車)である。
すなわち、座席は、レールと直角方向で、5人掛けが対面していて一区画の区分された席を構成しており、区分ごとに設けられた扉により乗降するという当時の客車である。
車長44'6''(約13.5m)、質量12トン、ブレーキは真空式としている。