1966

ブレーキ性能向上のために電磁自動空気ブレーキ装置が採用

電磁自動空気ブレーキ装置

記事番号LB160

貨物輸送近代化の波に乗って時速100km/hの高速貨車コキ10000の出現により、高速対応としてブレーキ性能向上のために電磁自動空気ブレーキ装置を採用(ナブコ70年史)

記事

電磁自動空気ブレーキとは、自動空気ブレーキで編成のブレーキの同期性を向上させるために電気機関車にブレーキ管の圧力をフィードバックし、運転指令圧と比較する電空帰還器が取り付けられて、貨車のブレーキ電磁弁又は弛め電磁弁を励消磁することでブレーキ管圧力を自動的に指令圧力に整定する機能が追加されたシステムである。
この電空帰還器は1987年(昭和62年)以降電子化され、ブレーキ指令器と呼ばれるようになった。

  • 電磁自動空気ブレーキ装置ツナギ図
    出所:(株)ナブコ 70年史