1919

国鉄の全車両のブレーキ方式の方針を決定

国鉄ブレーキ方式の方針(ET6ブレーキ装置)

記事番号LB120

鉄道院が国鉄の全車両に空気ブレーキ採用方針を決定し、機関車のブレーキは、ウェスティングハウス式ET6ブレーキ装置が採用された。((社)日本鉄道車両機械技術協会 鉄道車両新指導書 ブレーキ編)

時代背景

第1次大戦(1914〜1918)の後、輸送需要急増に伴う連結車両増、車体の鋼製化、運転速度の向上等で従来の手動ブレーキや真空ブレーキでは鉄道輸送の近代化についていけない状況であった。

記事

ET6ブレーキ装置は、運転台に機関車のみにブレーキを指令する単独ブレーキ弁と列車にブレーキを指令する自動ブレーキ弁があり、機関車のブレーキを制御する6番分配弁(制御弁)で構成されている。

  • ET6空気ブレーキ装置ツナギ図
    出所:JREA Vol.24 No.11

  • 蒸気機関車用ブレーキ弁&脚台
    出所:日本エヤーブレーキ(株) この10年

  • 蒸気機関車用複式空気圧縮機
    出所:日本エヤーブレーキ(株) この10年