鉄道院が国鉄の全車両に空気ブレーキ採用方針を決定し、機関車のブレーキは、ウェスティングハウス式ET6ブレーキ装置が採用された。((社)日本鉄道車両機械技術協会 鉄道車両新指導書 ブレーキ編 P3)
時代背景
第1次大戦(1914〜1918)の後、輸送需要急増に伴う連結車両増、車体の鋼製化、運転速度の向上等で従来の手動ブレーキや真空ブレーキでは鉄道輸送の近代化についていけない状況であった。
記事
ET6ブレーキ装置は、運転台に機関車のみにブレーキを指令する単独ブレーキ弁と列車にブレーキを指令する自動ブレーキ弁があり、機関車のブレーキを制御する6番分配弁(制御弁)で構成されている。