EF510形は、日本貨物鉄道(JR貨物)が2002年(平成14年)から製作している交流・直流両用電気機関車である。
日本海縦貫線・常磐線などで1968年から使用されてきた交直両用電気機関車EF81形の取替えを目的に開発された。
東海道・山陽本線を主とする直流電化区間用としては、運用コストを適正化した形式として同時期にEF210形が製作された。同形式の設計を基にして交直両用機の開発が進められ、2002年(平成14年)に三菱電機・川崎重工業で先行量産車の1号機が完成した。(Wikipedia)
生産技術
制御装置は、EH500形から採用された高速トルク制御機能を有する三菱電機製のVVVFインバータシステムで、制御素子はIGBTを用いる。
主電動機はEF210形と同一の誘導電動機 FMT4形を6基装備し、1台のインバータで1台の主電動機を個別に制御する 1C1M 方式である。定格出力はEF210形と同等の 3,390 kW(1時間)・3,540 kW(30分)で、12 ‰ の勾配上で 1,300 t の列車を1両で牽引することが可能である。
台車はEF210形と同様の軸梁式ボルスタレス台車としている。
記事
主要仕様
・軸配置 B-B-B
・1時間定格出力 3390kW(FMT4形×4)
・歯車比 5.13
・最高速度 110km/h (設計最高速度120km/h)
・質量 100.8t
・制御方式 PWMコンバータ・VVVFインバータ制御 (1C1M)