1982

チョッパ制御機関車 EF67形

EF67形

記事番号E350

 EF67形は、国鉄が1982年から使用を開始した直流用電気機関車である。
 山陽本線の瀬野駅 - 八本松駅間に連続する勾配、大山峠(通称瀬野八)を走行する貨物列車の後部に連結する補助機関車(補機)として使用することを目的として開発された機関車である。

生産技術

 EF59形2両重連によって行われていた1,200t列車の補機仕業を1両で行えるよう、制御方式は電機子チョッパ制御に改造され、回生ブレーキを持つ。台車や主電動機はそのまま利用されているが、チョッパ制御化とあわせて主電動機は6個永久並列接続となったため、端子電圧が上げられ、電動機1基あたりの出力が50kW増加して475kWとなった。
 補機として使用されるのは上り列車(瀬野駅→八本松駅)のみで、復路は機関車のみで回送される。このため、回送運転では両端台車の4個の主電動機を走行に使い、中間台車の2個は回生ブレーキ専用とする回路構成になっている。(Wikipedia)

記事

主要仕様
・軸配置 B-B-B
・1時間定格出力   2850kW(MT52×6)
・歯車比 4.44
・最高速度 100km/h
・質量   99.6t
・制御方式 電機子チョッパ制御