1850

1850年以前:1836年 英国ジョージ・スチーブンソンが反圧ブレーキを発明

反圧ブレーキ

記事番号LB30

英国ジョージ・スチーブンソンが1836年頃にスチーブンソン式弁装置を開発して、反圧ブレーキ(動輪を逆転させる)が使われるようになった。真空ブレーキや空気ブレーキが実用化されるまで使われた。ただし、本ブレーキは機関車のみであった。日本では、蒸気ブレーキも反圧ブレーキと呼んでいた。((社)日本鉄道車両機械技術協会 鉄道車両新指導書 ブレーキ編 P2)

記事

反圧ブレーキとは、ピストンバルブを備えた蒸気シリンダーの動作原理により、弁装置の設定を変えることで、ピストンの動きを押しとどめる方向にバルブの動きが変わる。
蒸気機関車の進行方向への慣性のため、シリンダーの動作方向を変えることは最初にコネクティングロッドの動きに対してブレーキとなり、それが結果として機関車が止まるまで列車の動く力を弱めていくことになる。