DF41形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)が試用した電気式ディーゼル機関車である。
本線用として1958年(昭和33年)に汽車製造が製造したのが、本形式である。(wikipedia)
軸配置はC-C。車体は箱形であり、全体的に洗練されたスマートな印象を受ける。前面形状は国鉄EH10形電気機関車と同様のデザインであるが、貫通式である。前面の窓下中央部に目立たぬように貫通扉が設置されている。
塗色は1958年(昭和33年)の A.R.C.(アジア鉄道首脳者懇親会)での車両展示の時点では白で、車体中央にステンレスの帯と、その下に赤い帯が入っていたが、国鉄での使用時にはステンレスの帯を境とした茶色の濃淡のツートーンカラーに塗られていた。
生産技術
製造は、車体、台車、その他の機械部品は汽車製造、機関は三井造船、主発電機、主電動機などの電装品は東洋電機と、それぞれが分担しており、製造銘版も三社の連名である。
機関は三井造船がデンマークのバーマイスタ社(現MAN SEグループ)との技術提携により製造した、水冷V型12気筒2ストロークディーゼル機関。
・重量:84 t
・軸配置:C-C
・連続定格引張力:9,900 kg
・機関:三井造船・バーマイスタ DE1222VL-34V×1 基
・定格出力: 1,320 PS/ 800 rpm(連続)
・動力伝達方式:電気式
時代背景
戦後、日本国内の車両メーカーは国鉄および日本国外への売り込みをはかるべく、独自の機関車を設計・試作した。
それらの試作機関車のうち、本線用として1958年(昭和33年)に汽車製造が製造したのが、本形式である。