DD50形ディーゼル機関車は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した電気式ディーゼル機関車である。
海外で行われている非電化対応ディーゼル機関車導入の研究の成果として製造された、日本初の幹線用ディーゼル機関車。1953年(昭和28年)から製造された。
生産技術
エンジンはスイスのスルザー社との技術提携により製造された。このエンジンは既にフランスの植民地向け機関車などで多数の製造実績があったスルザー社の標準設計品の一つである。
後のDF50形でも、三菱重工業が製造を担当した0番台に採用されている。
動力伝達方式は幹線用機関車の世界的な標準である電気式を採用した。
まず1953年に1次車3両が新三菱重工業三原製作所で製造された。電気部分は三菱電機が製造した。(wikipedia)
・軸配置: B-B
・機関: 直列8気筒、直噴式機関8LDA25
・出力: 1,050PS(1時間定格)
・動力伝達方式: 電気式
時代背景
第二次世界大戦後の1950年(昭和25年)ごろから米国やドイツにおける非電化幹線のディーゼル化の進行に刺激され、国鉄でも幹線用ディーゼル機関車の研究が進められた。
日本では戦前に製造されたディーゼル機関車はいずれも入換用の小型機関車であり、幹線用ディーゼル機関車の製造・使用実績は皆無であった。
記事
・最高速度 90km/h
・全長 11,800mm