DD51形ディーゼル機関車は、日本国有鉄道(国鉄)が1962年から1978年にかけて製造したディーゼル機関車である。
幹線から蒸気機関車を廃する「無煙化」を推進するため、1962年から1978年までの16年間に649両が製造された。
先行して導入されたものの幹線用としてはやや非力であった電気式のDF50形に代わる、本格的な幹線用主力機として開発されたもので、速度面では旅客列車用大型蒸気機関車C61形を、牽引力では貨物列車用大型蒸気機関車D51形を上回る性能を持つように設計されている。
合理化推進のための車両「標準化」により、性能の安定したDD51形は長期量産・運用されることになった。(wikipedia)
生産技術
側面から見ると凸型となる車体全長中央部に運転台を備え、前後に合計2基のエンジンを搭載した大型機関車である。2軸ボギー台車3組を装備し、うち両端台車が動力台車とされ、無動力の中間台車によって全体の軸重を軽減している。
動力伝達方式は、世界的にみると大型機関車の主流である電気式でなく、重量あたりの出力が大きくできてコストも安い液体式が採用された。
・重量: 84.0t
・重量: 84.0t
・最大引張力 16,800kg
・軸配置:B-2-B
・機関: V型12気筒 DML61Z ×2基
・出力: 2,200PS/1,500rpm
・動力伝達方式:液体式
・液体変速機: DW2A ×2基
記事
DD53形:DD51形の駆動系を踏襲したロータリー式除雪用機関車(1965年)
911形:DD51形の駆動系を踏襲した東海道新幹線の故障時救援および軌道検測車牽引用標準軌間用機関車