DD42形ディーゼル機関車は、日本車輌製造が1955年(昭和30年)に1両を製作した試作液体式ディーゼル機関車である。
生産技術
動力伝達方式は液体式を採用している。製造当初のエンジンは振興造機(現・神鋼造機)が製造した450馬力機関、液体変速機は同じく振興造機製、のちの国鉄DD13形と同じ DS1.2/1.35 形であった。
いわゆるロッド駆動の機関車。
・重量: 51.6 t (1957年国鉄使用時)
・軸配置: B-B
・機関: 振興造機製 DMF36 (450 PS/1500 rpm) ×2基
・動力伝達方式: 液体式
・液体変速機形式: 振興造機製 DS1.2/1.35
時代背景
戦後、日本国内の車両メーカーは国鉄および日本国外への売り込みをはかるべく、独自の機関車を設計・試作した。
それらの試作機関車のうち操車場や大きな駅での構内入換用として製作されたものの一つである。
本形式は1957年から翌1958年にかけて国鉄が借入し試用した後、常総筑波鉄道(現 関東鉄道)で、1988年まで使用された。
記事
1955年(昭和30年)9月 - 日本車輌製造にて新製。