1968

16CLE電磁自動空気ブレーキ装置及び水冷式空気圧縮機(CW750)が本格採用

国鉄キハ181系

記事番号N300

軽量化を目的としてCLE形電磁自動空気ブレーキ装置を採用、運転台のSE16Aブレーキ弁は横軸回転とし、16CLE電磁自動空気ブレーキ装置が採用された。機関ブレーキが併設され、マスコンを切り位置にして左側に倒すと機関ブレーキが作動する。速度40km/h以下では機関ブレーキは解放される。また、軽量化のためにエンジン直結の水冷式空気圧縮機(CW750)を採用(ナブコ技報Vol.76)

記事

ブレーキ制御装置はC16Bブレーキ制御装置でアルミ製の三圧式CA制御弁が使用された。
機関ブレーキとは、自動車のエンジンブレーキと同じで燃料噴射ポンプを制御するマスコンハンドルが中立(アイドリング)で、ブレーキハンドルが常用減速域にある場合、変速機がつながってエンジンブレーキがかかる。

  • 国鉄キハ181形
    写真提供:日本車輌製造(株)

  • 16CLE電磁自動空気ブレーキ装置ツナギ図
    出所:ナブコ技報Vol.76

  • CW750空気圧縮機装置
    写真提供:ナブテスコ(株)