東北線にキハ80系のディーゼル特急「はつかり」が登場し、この車両にDARS電磁速動自動空気ブレーキが採用された。当初は、車輪踏面ブレーキを用いていたが、後に性能向上の面からキハ60で開発した増圧シリンダ及び油圧シリンダが量産車用に実用化された。この増圧シリンダシステムは、後に東海道新幹線に採用されることになる。(ナブコ技報Vol.76)
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DARS電磁速動自動空気ブレーキは、ブレーキ時に補助タンクの空気を制御弁の作用によらず、電磁弁によって直接中継弁に指令圧力として給気するようにしたもので同期性と即応性に富むという点が特徴である。