1874

英国で真空ブレーキ装置を開発

真空ブレーキ装置

記事番号N40

英国のノース・イースタン鉄道ジェイムズ・ネイスミスとチャールズ・メイが直通貫通式真空ブレーキを考案したが、原始的で信頼性は低かった。
1878年(明治11年)に英国のジェームス・グレーシャムにより、自動貫通真空ブレーキが完成した。
((社)日本鉄道車両機械技術協会 鉄道車両新指導書 ブレーキ編 P2)

記事

本ブレーキ装置は、ブレーキ指令管を真空にしてブレーキ指令で増圧することでブレー キが作用する。従って列車分離時に確実に全車にブレーキが作用する。 
長所:
複数両の連結運転で列車分離があっても後方車両にもブレーキが作用する。(直通ブレーキの短所改善)
短所:
・真空ブレーキ管の漏れによりブレーキが作用してしまう。           
・大気圧との差圧でブレーキ押付け力を得る方式なのであり、緻密なブレーキ制御ができない。

  • 真空ブレーキ装置ツナギ図
    (出所:(株)ナブコ  研究開発ニュース83号)