1986(昭和61)年、国鉄の分割民営化直前に誕生した四国向け特急型気動車、キハ185系の動台車(付随台車はTR240)。
205系電車から採用されたボルスタレス台車DT50系をベースとした円錐積層ゴム支持方式の台車で、結果的に国鉄が送り出した最後の新形式台車となった。
キハ185系はキハ58系の置き換えおよび急行列車の特急化用として投入されたが、JR四国における特急型気動車の増備が振り子式の2000系に移行したため52両で終了、DT55もキハ185系一系列のみの採用で終わった。(WEB 鉄道ホビタス)
生産技術
DT50の流れをくむボルスタレス台車。
183系は、2段減速機、2軸駆動のためグースネック側梁
185系では中古の逆転減速機を再用
記事
仕様(DT55)
車体支持機構 - Zリンクけん引梁ばね横揺れ式
枕ばね− ボルスタレス
台車枠−鋼板プレス
軸ばね−円錐ゴム
軸箱支持装置−円錐積層ゴム式