ｷﾊ183-500番台から車体直結空気ばね支持軽量ボルスレス台車が採用された。電車のDT50形をベースにDT54形は2軸駆動用推進軸を横梁の上に通すため側梁中央部を下げて横梁位置を低くしている。軸箱支持装置は積層ゴム支持のウイングばね方式である。基礎ブレーキ装置は各輪よに設けた台車枠装架のブレーキシリンダによる踏面両抱きブレーキである。DT53形はｷﾊ183-500番台の1軸駆動用台車である。また、同時期に製造されたｷﾊ185用台車は1軸駆動のためDT50形と同様の側梁形状になっている。牽引装置は車体からの中心ピンと横梁をZリンクで結ぶ方式である。最高速度はいずれも110km/hである。

生産技術

台車枠横梁は丸パイプ2本の構成で側梁を貫通させて側梁と溶接結合している。横梁のパイプは空気ばねの補助空気ダメの一部を構成している。