1977(昭和52)年に誕生した国鉄キハ40系気動車のうち、酷寒地型、寒地型に組み合わせられた台車。
暖地型がコイルばねのDT22D/TR51Cであるのに対し、こちらは空気ばねを採用。一般型気動車用の空気ばね台車としてはキハ66・67のDT43/TR226に次ぐ2例目であったが、軸ばねは当時の国鉄用台車としては珍しく、ウイング ばねではなく軸箱直上にエリゴばねを配した軸ばね式となった。しかし、酷寒地、寒地型ともに1979(昭和54)年の増備車からは円筒 案内式軸箱支持のDT44A/TR227Aへ移行、形式上は派生形式ながら軸箱支持方式の変更により外観は大きく変わった。(WEB 鉄道ホビタス)
記事
仕様(DT44)
車体支持機構 - 大径心皿ばね横揺れ式
枕ばね− 空気ばね
台車枠−鋼板プレス
軸ばね−エリゴばね
軸箱支持装置−ボックスペデスタル式
DT44Aは乾式円筒案内式軸箱支持装置