1975

近郊形気動車用 空気ばね台車(DT43)

キハ66系、67系用 DT43、TR226

記事番号T240

 キハ66系、67系用の空気ばね台車である。

生産技術

 1台車2軸駆動を実現するために車体直結式の空気ばねとリンク式牽引機構を組み合わせて心皿を省略していたキハ90系以来のDT36系と比較すると、枕梁に貫通孔を設けて第2軸の最終減速機から第1軸の最終減速機へ動力を伝達する自在継ぎ手を通すことで枕梁の中央に心皿を設けている点で異なる。
 キハ66+キハ67の2両ユニットであることから、DCでは珍しいパックシリンダ、レジンシューを用いた。

記事

仕様(DT43)
車体支持機構 - 車体直結ばね横揺れ式
枕ばね− 空気ばね
台車枠−鋼板プレス
軸ばね−コイルばね
軸箱支持装置−ウイングばね配列リンク式

2軸駆動台車だが枕梁に穴を開けて推進軸を通しているので心皿を有す。