1972

振子気動車用台車(DT97)

キハ391系用 DT97・TR98

記事番号T220

国鉄キハ391系気動車として試作したガスタービンを動力とする試験気動車用の振子台車である。
 この台車はDT36系と同様にいずれも延長リンクとウィングばねを組み合わせた、アルストーム・リンク式軸箱支持機構の変形と言うべき独特の軸箱部となっている。

生産技術

 軸距が軽量化のために2,100mmから1,800mmへ短縮され、揺れ枕部は振り子式を採用しているために新規設計され、ベローズ式の空気ばね上に6°の車体傾斜を許容するコロ式自然振り子機構が搭載された、特殊な構造となっていた。

 特に、DT97については、中間車が自身だけではなく、延伸された付随車の中梁を自在継ぎ手による中間連結器で吊り下げ支持してその荷重を支える役割を受け持っており、中間車体については推進軸のモーメントの関係で振り子は備えられていなかったが、この付随車の中梁は振り子機構の関係で首を振る必要があったため、車体と台車の枕梁上部に複雑なリンク機構が搭載されていた。(Wikipedia)
心皿移動装置付

記事

仕様(DT97)
車体支持機構 -
枕ばね−
台車枠−
軸ばね−
軸箱支持装置−