気動車において国鉄では最初の試みであるギアドライブ式の本格的な2軸駆動台車を採用した。国鉄以外では、先例として留萠鉄道キハ1000形(1955年製、のち茨城交通に転じて廃車)がある。
標準型のDT22形に類似したコイルばね式の2軸駆動台車で、駆動台車がDT25形、付随台車がTR61形である。
基礎ブレーキ装置は油圧式の増圧シリンダを使った車輪輪心のの両側に取り付けたディスクブレーキ方式とした。
生産技術
当時の標準的揺れ枕式のまま第2推進軸を通したため、車軸中心より下位を通すことになった。そのため、油漏れに苦労した台車。
記事
仕様(DT25)
車体支持機構 - 揺れ枕つり式
枕ばね− コイルばね+オイルダンパ
台車枠−鋼板プレス
軸ばね−コイルばね
軸箱支持装置−軸箱守式
軸距− 2,100 mm