2001

一般形液体式気動車 (JR西日本 キハ126系)

JR西日本 キハ126系

記事番号K383

キハ126系は島根県鳥取県内の山陰本線高速化計画に基づきキハ187系と同時期に製作された片運転台一般型気動車である。
キハ28・58系の老朽化も進んでいたことも在り、車両更新の促進にもつながった。
1次車としてキハ126系10両(2両1編成)が新潟鐵工所にて製造された。その後2次車として、キハ126−10番台ー1010番台がそれぞれ5両、両運転台のキハ121系9両が2003年に製造された。

生産技術

JR西日本としてのキハ187系同様に、電車・気動車標準化を目指した車両で、車両の制御電圧はDC100Vとし、電車部品の共有化を計った。また、冷房装置、暖房装置も電気式となった。
車体構造は軽量ステンレス構造で、コスト削減を考慮し、内装材は極力パネル化を計り、アウトワーク化と現場作業の低減化に努めた。また、将来の両運転台化を考慮し、妻構体をボルト締結式とし、改造時の作業コストも考慮して製造された。
車両制御には、PLCによる多重伝送方式を採用。車内配線量の省力化を実現させた。