軌道、電気、通信の検測装置を搭載した総合試験気動車で、先頭車2両と中間車1両の3両で構成される。1996年に日本車輌製造で1編成製造された。客車の軌道検測車マヤ34と電車の電気試験車クモヤ192、193を纏めて気動車化を行なった。
両先頭車にキハ75と同様の駆動装置を装備し、中間車は3台車方式で中間台車に軌道測定装置を装架している。片方の先頭車の半室にディーゼル発電セットを配置し編成の電源としている。他方の先頭車の屋根上にドームを配置し架線状況が観測できる。
2004年に第二編成3両が増備された。
生産技術
構体は軽量ステンレス製で前頭部のみ普通鋼製としている。室内は機器室、観測室、データ処理室、寝室、電源室等が配置されている。電源室には炭酸ガス自動消火装置が装備されている。先頭車は全長21.3mであるが、中間車は台車間キサヤ94が軌道測定のため5m+5mで全長17.5mである。
冷暖房装置は電車と共通部品を使用し発電セットの電源を利用している。
中間車キサヤ94は付随車
エンジン: カミンズ製 DMF14HZB(350PS/2000rpm) 先頭車キヤ95に2基搭載
液体変速機: 新潟コンバータ製DW14A
台車: キヤ95 C-DT60A
キサヤ94 C-TR249(両端台車)
C-TR250(中間台車)