民営化後のJR九州初の新設計一般型気動車。
老朽化した気動車の置き換え用に、基本を2両で1編成として輸送力強化を目指した快速用気動車で日本車輌製造、新潟鉄工所で1991年に製造された。出力420PSのエンジン一基搭載し、液体変速機のクラッチに爪クラッチを採用して効率向上を図かり、2軸駆動で粘着性能を高めている。転換クロスシートの採用、機関直結型とパワーユニット型バス用冷房装置を搭載し、優等列車としての機能をもたせている。1997年までに50両製造された。
生産技術
車体は普通鋼製で全長20.3m、片側3扉で両開き、車体幅は2.9mで裾絞りの断面形状である。冷房装置は2台であるが、駆動をエンジンからの補機馬力を減らすため、駆動エンジン直結型を一台とし、もう一台は専用エンジンによるパワーユニット方式として床下に搭載している。
エンジン: 新潟鉄工製 DMF13HZA(420PS/2000rpm)
液体変速機: 新潟コンバータ製 R-DW4
台車: DT600K (動台車)
TR600K (動台車)