キハ85系気動車は、JR東海の特急形気動車。同社発足後の新形式第1号であり、同社が運行する特急列車に掲げる「ワイドビュー」を最初に冠した車両である。
キハ80系の置き換えおよび所要時間短縮のために開発され、量産先行車2編成8両が、日本車輌製造、新潟鉄工所、富士重工業で1988年(昭和63年)から製造された。1989年(平成元年)2月から高山本線の特急「ひだ」に使用され、1992年(平成4年)からは紀勢本線の特急「南紀」にも使用されている。(Wikipedia)
先頭形状は貫通タイプと非貫通タイプがあり、側窓は大きな曲面ガラスの連続窓で構成し客室を高床として「ワイドビュウ」効果を醸し出している。
1997年までに81両製造された。
生産技術
車両軽量化とメンテナンスフリーのため、車体はステンレスを用いた軽量構体を採用する。
最大の特徴は、日本製の国内向け旅客車両としては数十年ぶりに輸入ディーゼルエンジンが搭載されたことである。これは気動車用としては太平洋戦争後、例のない試みである。これは、貿易摩擦により「内需拡大」が叫ばれていたバブル経済期において、気動車の高性能化のため、国鉄型内燃機関において低出力に甘んじていた日本製品にこだわることなく低コストで優良なエンジンを採用し、先進性を狙ったものである。(Wikipedia)
エンジン機関:カミンズ社 直列6気筒・排気量 14 L
直噴式ターボディーゼル機関 DMF14HZ、メーカー呼称 NTA855-r1 (350PS/2000rpm)。