NDCは新潟鐵工所(現・新潟トランシス)が製造した、ローカル線向け軽快気動車のシリーズ名。JRを含めた多数の鉄道事業者に採用されている。
富士重工業(現在は新潟トランシスに事業譲渡)のLE-Car・LE-DCシリーズと並び、1980年代から90年代にかけて相次ぎ転換開業した第三セクター鉄道を初めとしたローカル線向け軽快気動車の二大グループを形成した。
LE-Carシリーズでは特に初期型は車体やエンジンまでバス用のものを用いていたが、新潟鐵工所当時のNDCでは、部品類にバスとの共通品が多く用いられていたものの、車体構造等は通常の鉄道車両に近いものとなっていた。
(Wikipedia)
生産技術
NDCは30年近くの間にわたって製造されているため、何度かのモデルチェンジを受けており、現行型は第三世代となる。
第一世代は1985年(昭和60年)に岩手開発鉄道キハ202形車体長12.5mをベースに製作された由利高原鉄道YR-1000形から始まる、車体長14.8m - 18m、車体幅2.7m
第二世代は1992年(平成4年)のにそれまでエンジン出力250psであった車体長18mの車両に、エンジン出力を330psに馬力アップした。JR九州キハ125形から始まる、車体長16m - 20.8m、車体幅2.7m-2.8m。関東鉄道は車体長19.5m、床面高さ1140mm。水島臨海鉄道20.8mに延長され、車体幅も2.8mに拡幅された。
第三世代は2001年(平成13年)の天竜浜名湖鉄道TH2000形(後にTH2100に改番)から始まる、TICS装備、車体長18m、車体幅2.8m。肥薩おれんじ鉄道(床面高さ1120mm)以降の車両は、床面高さを極力低くステップレス化を図っている。