1984

軽快気動車LE-Car (名古屋鉄道 キハ10形)

名古屋鉄道 キハ10形

記事番号K290

 LE-Car(エルイーカー、Light Economy-Car)は、富士重工業が製造した軽快気動車群の愛称。
 1984年に、車体長を12mとした改良形のLE-CarIIが試作され、名鉄広見線で走行試験を行った。これが実際に営業用車両となったLE-Carシリーズの基礎となった。
LE-CarIIベースの二軸車両ではラッシュ時等に輸送力不足となるため、その後は車体長15m級の2軸台車を使用した形に移行し、さらにより本来の鉄道車両に近づけた構造のLE-DC(エルイーディーシー、Light Economy-Diesel Car)へと発展していった。(Wikipedia)

生産技術

 車体長さは12.5mで、車体形状は当時富士重工業で製造されていたR15型バス用ボディに類似するが、前面非貫通形(試作車タイプと5Bタイプと5Eタイプの違いがある)と貫通形、ライトケースの違いを含め納入先によりさまざまなバリエーションがある。
 エンジンはバス用、出力180PS/2200rpmの日産ディーゼル製PE6Hディーゼルエンジンを搭載、
台車は一軸台車を2つ履き、一方を駆動台車、もう一方を付随台車とする。
 富士重工業は、2002年、鉄道車両事業からの撤退を発表し、これらの技術は新潟トランシスに引継がれた。