1981

耐寒大雪機能向上 特急気動車 (キハ183系)

キハ183系

記事番号K280

 国鉄キハ183系気動車は、国鉄が開発し、現在JR北海道、JR九州が保有する特急形気動車である。
 北海道内各系統の特急列車は1967年以来キハ80系気動車を使用してきたが、1975年頃から接客設備の陳腐化と酷寒地運用ゆえの故障多発・損耗が顕在化し、取替え用として開発されたもの。
 従来の特急形気動車の仕様を再検討し、諸設備の機能向上と耐寒耐雪機能に留意した北海道専用車両として開発された系列である。1979年にキハ183系先行試作車が完成した。1980年から1年半の試用の後、1981年10月から量産車の使用を開始した。(Wikipedia)

生産技術

車体は、同時期に試作された781系電車の仕様を踏襲した耐寒耐雪設備を有す。客室窓の天地寸法は本州以南向け特急形車両に比べ小さい。
駆動機関として、各車に1基のディーゼル機関を搭載する。発電設備の搭載・非搭載で、2種の系統がある。
・発電設備をもつ形式(キハ183形・キハ184形)
 キハ40系気動車の駆動系を基本とした直列6気筒機関を搭載。動力台車は1軸駆動の DT47 形である。
・発電設備のない形式(キハ182形・キロ182形)
 キハ66系気動車の駆動系を基本とした大出力の水平対向12気筒機関を搭載。動力台車は2軸駆動の DT48 形である。
(Wikipedia)

  • 国鉄キハ183系量産車
    写真提供 新潟トランシス(株)