国鉄キハ40系気動車は、国鉄が製造した一般・近郊形気動車のグループである。1977年(昭和52年)から1982年(昭和57年)にかけて計888両が製造され、日本全国の非電化路線に投入された。2010年現在でもJR旅客鉄道各社に多数が在籍し、主に普通列車用として広く用いられている。
これは、50年代初めに量産された10系の損傷が目立ち、さらに1950年代後半に製造されたキハ55系とキハ20系の老朽化進行も視野に入れつつ、それらの代替用一般形車両として開発された。(Wikipedia)
生産技術
全長21.3m(車体長20.8m)、幅2.9mという急行形気動車並の大型車体である。酷寒地や海岸沿いでの使用を考慮して外板、屋根板、床板には車両用耐候性高張力鋼板 (SPA) を用いており、耐久性を高めているが、板厚は例えば同じSPAを使用した201系電車と比較すると、外板厚が2.3mmに対して国鉄気動車標準の1.6mm、屋根板厚は1.6mmに対して1.2mmと薄く、台枠に設けた軽量孔とともに軽量化にも一応配慮している。
エンジン機関は、DMF15HSA形。水平シリンダ形の予燃焼室式直列6気筒機関。
この機関は新系列大出力気動車の試作車であったキハ90形に搭載されていたDMF15HZAをルーツとする。
記事
※注:キハ40系は、気動車のグループを便宜的に総称したもの