山陽新幹線博多開業(1975年3月10日)に先立ち、筑豊・北九州地区の新幹線連絡輸送に使用する目的で開発された。
両開き2ドア車体に座席間隔910mmのゆとりある転換クロスシートと近郊初の冷房装置を備え、また高運転台による安全性設計とした。
名目は一般形であるが、従来の急行形車両であるキハ58系をしのぐ水準の接客設備と動力性能を有する車両であり、実際に1980年までは急行列車にも使用されていた。(Wikipedia)
生産技術
キハ66・67形とも片運転台車で、全長21.3m(車体長20.8m)車幅2.9mと急行形気動車と同等の大型車体である。運転台はそれらよりも更に高い位置に置かれ、踏切衝突事故に対して厳重に備えた。この形状はキハ40系や、キハ58系改造車のキユニ28形、キニ28・58形にも受け継がれた。
冷房装置は、従来の特急・急行用気動車で一般的だった分散式ユニットクーラーではなく、通勤形・近郊形電車で実績のある集中式のAU75を車体中央部屋上に各車1基を搭載。
キハ181系などで採用された大出力エンジンである水平対向12気筒の500PS級のDML30HS系機関を搭載している。
記事
エンジンの騒音・振動対策は充分ではなく、発車直後や上り勾配区間走行中の力行時には車内では、普通の声では会話が成立しないくらいの爆音であったため新聞でも取り上げられたというエピソードがある。