国鉄キハ181系気動車とは、国鉄が開発・製造・保有した特急形気動車の一系列である。1968年から1972年までに158両が製造された。
特急形気動車としてその快適性から好評を博していた、在来のキハ80系の設計コンセプトを踏襲しつつ、キハ90系試作車における大出力エンジン開発の成果を踏まえ、国鉄の量産気動車としては初の500PS級大出力エンジン搭載車となった。
大出力を利して主に電化前の中央西線や奥羽本線、伯備線、あるいは土讃線など勾配区間が連続する急峻な山岳線区を中心に、特急列車用として投入された。(Wikipedia)
生産技術
151系「こだま形」特急電車に始まる、準張殻構造、複層ガラス、客室設備、それに特急色などの要素は受継がれた。
1966年に試作されたキハ90形・キハ91形にそれぞれ6気筒モデルDMF15HZA、12気筒モデルDML30HSA(前者は300PS、後者は500PS)が搭載され、評価試験が実施された。結果、新型気動車の走行用機関としては出力に余裕があり、冷房用電源のための床下スペース捻出も容易なDML30HSAが新系列の特急に採用されることになった。
記事
キハ65形、S44.6(1969)、181の技術を活かして冷房(58の冷房化)