東急車輛製造がアメリカ・バッド社のライセンスによるオールステンレス車両開発の一環として製造したもの。
昭和38年に10両試作。潮風を受ける房総地区で使われた。
ステンレスが普通鋼より硬く錆びない特性を生かし、薄肉化による軽量化と塗装の省略によるメンテナンスフリー(コスト低減)を長所とした。しかし、当時の塗装費と比較して、製造コストの高さ、バッド社のライセンスの関係から東急車輛製造以外での製造が難しいこと、鋼製車との取り扱いの差異のほか、塗装職場の省力化に対する労働組合の拒否反応など、多くの障害があり、量産化には至らなかった。(Wikipedia)
生産技術
35形0番台に比して3.6tの軽量化を実現した。車体の基本諸元は0番台に準ずるが、外板・骨組み・台枠に至るまですべてステンレス製で、幕板・腰板部分にはコルゲートが走り、側面外吊りドア上の戸車カバーは車体の強度確保を兼ねている事から車体全長にわたる長大なものである。(Wikipedia)
記事
製造当初は無塗装で銀色のステンレス地肌であったが、後に視認性の関係で朱色に塗られた。