1961

国鉄 近郊・通勤形気動車 出現 (キハ35系)

キハ30形・35形・36形

記事番号K210

キハ35系気動車は国鉄が1961年(昭和36年)から製造した通勤形気動車で、キハ35・36形が関西線に投入された。
国鉄は1957年に斬新な通勤形電車101系電車を開発し、中央線などに投入して輸送改善の成果を挙げていたことから、本系列についてもこの基本構造を踏襲している。
・オールロングシート
・切妻形の簡素な車端形状
・気動車としては初採用となる1.3m幅の両開き扉
・グローブ形ベンチレーター
・前面行先表示器
・蛍光灯照明・扇風機の装備など
             (Wikipedia)

生産技術

外吊り式片側3扉の採用
正面貫通扉の設置

主要機器は、同時期に登場した急行形キハ58系気動車と共通設計である。
・水平シリンダー形のDMH17Hエンジン(180PS/1,500rpm)
・標準形の液体変速機TC-2A形またはDF115A形

記事

電車111系、103系の気動車版

※注:キハ35系は、気動車のグループを便宜的に総称したもの

  • 国鉄キハ35写真
    写真提供 日本車輌製造(株)

  • キハ27 製造:東急、帝車、新潟
    出所:「100年の国鉄車両」(交友社)

  • キハ56 製造:新潟、富士重
    出所:「100年の国鉄車両」(交友社)