国鉄キハ20系気動車は、国鉄が1957年に開発した一般形気動車。
1965年までに系列合計で1,100両以上が製造され、日本各地で広く使用された。
これは、準急形のキハ55形の成功を受ける形で、普通列車に用いる一般形気動車についても大型車体へ移行することが決定され、同形式に準じた設計で新たに開発されたものである。(Wikipedia)
生産技術
車体は先行するキハ55形の設計が踏襲され、柱や梁だけではなく側板なども強度を分担する準張殻構造となり、キハ10系より大型化され、客車並みの大断面となった。
座席も車体幅拡幅を受けて準急形に準じたゆとりのあるものとなった。(Wikipedia)
当初、DMH17B形ディーゼルエンジンを搭載。DT19C(駆動台車)・TR49A(付随台車)ウィングバネ式台車を装着した。
1958年からは機関を180PSのDMH17Cに変更して走行性能を改善した。台車は揺動特性を改善したDT22A(駆動台車)・TR51A(付随台車)に変更することで大幅な乗り心地の向上が実現した。
時代背景
1950年代中期の時点では、国鉄の普通列車用気動車キハ10系(キハ17系)が製造されていたが、これらは当時の一般的な20m級客車と比較して車体断面が小さいために居住性が犠牲となっており、乗り心地の点でも問題があった。(Wikipedia)
記事
※注:キハ20系は、気動車のグループを便宜的に総称したもの