1954

国鉄レールバス (キハ01)

キハ10000(キハ01、キハ02)、キハ10200(キハ03)

記事番号K155

閑散線区用として、足回りを2軸貨車に準じた2段リンク式板バネの軸箱支持装置として、バネを旅客用に柔らかくした車高の低い小型気動車が開発された。動力装置はバス用のディーゼルエンジン、変速機、放熱器を使用した機械式である。1954年に東急車輛製造で4両製造、以降1956年までに45両増備され総勢49両となった。

生産技術

車体は普通鋼製のセミモノコック構造で、前面窓は運転台を中央に置いたキハ01が3枚窓、左側に設置したキハ02、03が2枚窓、側窓は上窓固定、下窓上昇のバス窓、出入口はキハ01が両端、キハ02、03が中央でいずれも2枚折戸となっている。乗務員用扉はない。腰掛は最初の4両がクロスシートで他はロングシートとしている。
エンジンは最初の4両が日野自動車のバス用DS21型60PSで以降はDS22型75PS、変速機はバス用クラッチ式変速機を利用している。車軸装架の逆転機は小型のものを開発している。ブレーキ装置は軽量化のためドラムブレーキを採用している。(Wikipedia)

記事

小型過ぎてラッシュ時や不意の乗客増に対応できず、また総括制御ができないことから重連運転は運転士が各車に乗り込む必要があり、人件費がかさむ結果を生じ普及はしなかった。(Wikipedia)