1953年(昭和28年)に液体式試作気動車として開発されたキハ44500形の実績を基に開発され、前面に貫通扉を設け、側を2扉としたが車体の大きさや性能もほとんど同一である。従って車体断面は標準的な電車や客車より小さく、軽量化が徹底されていた。
キハ45000形すなわちキハ17形気動車は、便所付片運転台車で、1953年から1957年にかけて402両が製造された10系列の基幹形式であり、日本初の本格的量産型液体式気動車である。日本各地に配置・運用された。
国鉄の量産形気動車としては初めて液体式変速機を実用化し、複数車両の総括制御を容易としたことで、日本におけるその後の気動車普及の途を開いた。一般形気動車の現代に至る運用形態の基本が確立されたといえる。(Wikipedia)
同系には、便所なしの45500(キハ16)、両運転台便所なしの48100(キハ10)、両運転台便所付の48000(キハ11)、両運転台便所付寒地向の48200(キハ12)、中間車の46000(キハ18)、二三等合造車の47000(キロハ18)、及び全長を20.6mとして2エンジン搭載の44600(キハ50)、44700(キハ51)が製造された。
時代背景
本系列の車両の電気系統・編成回路・動力機器の構成の多くが以降の一般形内燃動車両開発の基本として受け継がれた。日本の鉄道技術史上における重要な系列である。(Wikipedia)
記事
10系気動車に含まれる車両は、広義には、1952年から1953年にかけ試作された電気式気動車キハ44000系、1953年に試作された液体式気動車キハ44500形/キハ15形を含む狭幅車体の気動車グループ全体が包括される。
車両の電気系統・編成回路・動力機器の構成も、多くが以降の一般形内燃動車両開発の基本として受け継がれた。日本の鉄道技術史上における重要な系列である。(Wikipedia)
※注:キハ10系は、グループを便宜的に総称したもの